薬学部入学を考えている方へ~大学の価値は国試合格率が全て

皆さまこんにちは。ブログ管理人の夜来香です。


そろそろセンター試験が始まるシーズンになりましたが、受験生の皆様いかがお過ごしですか。
ネットやってる暇があったらしっかり勉強しましょう。
絶対合格確定ということはあり得ません。模試で合格圏にあろうとも当日しくじれば終わりですので。
終わるまでは全力を尽くすのみです。

センターが終われば今度は志望校に出願……という流れは多分20年近く前から変わっていないと思うのですが、20年近く前と大きく状態が変わった学部もあるのです。

 

薬学部です。

 

今から20年近く前、薬学部偏差値がインフレした頃がありまして、すごいところだと歯学部と偏差値が逆転したところもありました。
私学で両方受験して、薬学部不合格&歯学部合格という知人もいました。幸い知人は親御さんが歯科医だったので進学は何も問題がなかったのですが……。

当時、薬学部はまだ4年制でした。今は6年制ですね。
このため、歯学部に行くには金がない(歯学部や医学部の学費は高いのが当たり前)、医学部に行くには偏差値が足りないという「医療系を目指している子」が狙いやすいのが薬学部だったのです。
薬学部の数自体も今ほど多くありませんでしたので、目指す子が多い→偏差値インフレが起こったというわけです。
その後薬学部の偏差値はピンキリになりましたが……これは新設の薬学部が増えたせいでもあります。
金になる学部だと思われ、文科省に申請を出した大学が多かったんです。


 

何故今この話題をしているのかといいますと、実は私自身が薬学部出身だからというのがあります。
一応免許持ちです。でも職には就いていません(色々とありましてね)。
私が薬学部に入学した時(決してランクの高い大学ではありません。今はもっと低くなっています)、当時の学長のインパクト大なお言葉。

「大学だと思うな、薬剤師専門学校だと思え」

……言い切りました。

 

当時でも間違ってはいなかったんです。私が通った大学は研究者を育成するところではなく、薬剤師国家試験合格率の高さを誇っていた(本当にそこそこ高かった)、まさに育成専門。
だからこその学長のありがたい?お言葉だったわけで。

 


 

 

将来薬剤師になりたくて、今、薬学部を目指している皆様へ。

志望校は薬剤師国家試験の合格率の高いところに絞ることです。

 

 

……言い方がヒドイのを承知で書きますが、試験に受からない以上は免許を手にすることも出来ません。
つまり学費は全て無駄になります。
4年制の時より2年多く行くわけですから、今の薬学部の学費の方がはるかに高いのも容易に想像出来ます。
でも国家試験に合格しなければ何の意味もありません。合格してナンボです

学閥というものと無縁の世界ではありませんが(狭いようで本当に狭い世界です)、研究者として経歴を本に載せるような状態にでもならない限り、薬剤師は薬剤師で同じです。

高ランク大学を出ていようが低ランク大学を出ていようが国家試験に受かれば皆同じ。
あとの評価は、その後どれだけ自己研鑚出来るか……それだけです。


ただ、ここ数年(6年制の卒業生たちが国試を受験するようになってから)の合格率を見ていますと、やはり高ランクの大学ほど合格率が高いです。
国家試験の出題傾向が変わって、基礎知識分野重視になったからだとも言われています。
そういう意味では、国公立の大学の薬学部はほぼハズレなしです。
狙えるのなら国公立を狙いましょう

そこまで出来なくて私学を選ぶ場合は、過去数年の国家試験合格率の高い大学を選んで下さい。
国家試験合格率が高いということは、それだけ良い教師陣を揃えられる大学という意味でもあるのです。
教えるのが下手な教授ばかりがいても合格率は上がりません。
卒業試験で受験者数を絞ってみても底上げには限度があります。

 

下調べは入念に!
甘い言葉に騙されずに!

 

入るのが楽なところは、卒業するのが大変だったり国家試験浪人する羽目になるところが多いです。
留年や国試浪人はこれまたお金がかかります。
国試浪人で予備校にも行かず自己勉強のみで合格出来るほど、国家試験は甘くありません。

私が通った4年制の時代では、国家試験は6割5分出来ていれば合格するので7割以上を狙うべし、と言われていました。
資格試験ってそういうものです。
ですが数年前、それではあまりにも合格者が少な過ぎるので、上から順に決まった人数を通過させるようにしたことがありました。
これは資格試験の基準ではなく、入学試験と同じものです。
これは厚労省が悪いのであって、受験者が悪いのではありません。もし悪いところがあったとすれば、点数を取れなかったということだけです。

昔より国家試験の問題数が増えたことは知っていますが、内容的にそれほど厳しいというわけでもないはずです。
これで厳しいなら医師国家試験なんて科挙に見えますよ!
7割取れていれば確実に合格出来るのは変わっていないはずです。
受かればいいだけ、簡単な話なのです。

 

ただその簡単な話に辿り着くには、悲しいかな大学選びの時点である程度決まってしまうのです。
国家試験合格率が低い大学には行ってはいけません。
行くのなら国家試験合格率を安定して高く保っている大学を選んで下さい。
ここの選択次第ではお金のかかり方も変わります。
大学受験予備校にかけるお金の方が安く済む場合だってあるのです。
(私の時代では、国家試験予備校の1年の授業料は、薬学部の1年分の授業料と大差なかったです)

 

薬剤師を目指す受験生の皆さま。
狙うなら確実なところを。
それが時間と金を無駄にしないために必要なことです。

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雑記

Posted by 夜来香