はじめての高野山~遠隔地から高野山へのアクセス方法と回り方のススメ
目次
はじめに~何故高野山へ行こうと思ったか
皆さまこんにちは。ブログ管理人の夜来香です。
私が旅行に行く場合、前々から行きたいなーと思っていてしっかり予定を立ててから行くパターンと、突発的に行きたい!という衝動+短期間でサッサと予定を組み上げて出かけてしまうという2つのパターンがあります。
最近はどちらかと言うと後者、突発的&衝動的な旅行が多いです。
昔はかなり前(とは言っても3ケ月くらい前)から予約を入れて……というやり方でなければ、非常にお値段の高かった旅行ですが、今は随分楽になりましたね。
・宿の確保がネットですぐできる(その日の宿もとれる)
これらがネットで、しかもかなり直前まで予約可能&ある程度はキャンセル可能という便利さ。
もっとも、あまりに直前にキャンセルするとキャンセル料はとられますけれども。
それでも1週間くらい前までは宿を押さえておいて、日程調整後キャンセル(予定変更のため、なんですが)するのは可能です。なんて便利!
さて、最初の突発的旅行は忘れもしない、高野山に行く!というものでした。
その時私生活において精神的にも行き詰まっていたので(今だと多分パワハラ問題に接触していると思います)何かに縋りたい、縋りたいと日々暮らしていたわけです。
そこに以下の要素がプラスされます。
・ウチの宗派は真言宗。
しかし高野山まで行ったはいいものの、大伽藍をロクに見られないという無念を味わう羽目に。
……先に奥の院に直行したのが良くなかったのか?
見たいところが見られない!~時間制限に負けた初回
せっかく辿り着いた高野山。しかしそこでやらかした失敗がありました。
見たいところが見られない!……普通の寺院や神社でもそうですが、拝観時間はよほどでもない限りしっかり決められています。大体16時終了のところが多いでしょうか。
これに初回、まんまと引っ掛かり……というより敗北。
原因2:電車で高野山へ(なんだかんだで片道3時間弱)
……というのを1日のうちにやってしまったのです。
今では考えもしない1泊2日の超強行軍です。
この超強行軍では交通機関利用だけで5時間程度はロスしているわけで、そうなるとどう足掻いても回る時間が決定的に足りなくなるのです。
朝8時の飛行機でも高野山に到着するのは14時少し前くらい。
14時から回り始めて、大体の寺が拝観を締め切る16時までの2時間弱で奥の院と大伽藍と金剛峯寺全部回るのは無理です。
ここはせめてもう1時間欲しいところです。
なので初回の高野山参拝は、大伽藍参拝が犠牲になったわけです。
外から見上げてそっと拝みました。中に入れないのは結構哀しかった思い出があります。
その分大伽藍の根本大塔の中に入れた時は感涙ものでしたが。
見比べてみると面白いですよ。
東寺の五重塔はいつも一般公開していませんが、春や秋の特別公開で開放していることが多くなりました)。
さて本題。
遠隔地から高野山に行くためには?(公共機関利用)
- 基本は前日入りです。初回の苦い経験を活かしてます(涙)。
行くだけで1日を使います。勿体ないという方は他の観光を一緒にしてしまうのも良し。
たとえば北海道からでは片道5時間はかかってしまうので、せめて飛行機の時間だけでもカットしたい。飛行機の所要時間が2時間弱だとしてもその他交通etc.で倍近くの時間がかかったりもします。
前日入りすることで、少なくとも飛行機関連の時間はカット出来ます。
新幹線利用の場合も多分似たり寄ったりの状態になるかと思われます。近畿圏以外の方は前日入りした方が時間的余裕が出来ます。 - 当日、朝早い電車に乗る。
できれば朝一番の電車利用。
それでも2時間以上かかり、電車の接続状態にによっては約3時間弱かかります。
午前中に高野山に着くことが出来ればまずまず良い方です。 - 見る順番の工夫
大伽藍→金剛峯寺→奥の院
これは高野山MAPの配置からこういう順に落ち着きました。
大門と奥の院がそれぞれ端と端にあるので、大門を見たい場合は大門→大伽藍→金剛峰寺→奥の院、の順になります。あとはバスの時刻表と睨み合い。
他にも見たいものがある場合は、高野山MAPを見ながら予定に入れ込んで行くと良いです。 - 時刻表類は用意すること
バスに乗るからにはバスの時刻表はもっとも重要な品物です。
事前にプリントアウトするかバスセンターでもらって下さい。
時刻表下さいと言えば必ずもらえるはずです。
ついでに事前に電車の時間も調べておけば予定も立てやすくなります。
お得な山内バス1日フリー乗車券を購入すると便利です。購入は高野山駅バス営業所窓口にて。
これでやっとなんとか無事に回ることが出来るようになりました。
本当は宿坊に泊まるのが時間的にも良いのでしょうが、結構いいお値段がするので、これはちょっとおサイフに厳しい。
なので今でもお手頃なビジネスホテルに泊まって電車で高野山参拝 、というパターンになっています。
いやその、拝観料や御朱印代金も馬鹿にできませんから。ちなみに神社だともう少しお金がかかるような……。
他にもあります、高野山へのアクセス(レンタカーorバスツアー利用)
高野山へのアクセスは、レンタカー使用もおすすめです。
自動車免許をお持ちで更にうねうね山登り運転でも平気さ!という方の場合ですが。
けれど、足腰が弱ってきて登るのがつらいなーというお連れの方がいる場合は一考の価値ありです。
高野山行きの電車を使用する場合は、必ずケーブルカーに乗らなければならず(最後は南海電鉄線+ケーブルカーがセットになっています)、この段差というのが結構な急勾配になっており、足腰が弱ってきた方には相当厳しいかと思われます。私の母も散々ツライツライと愚痴っておりましたので。
これから行かれる方で足腰に自信がない……とご心配の方におすすめの手段としましては、
- レンタカーを借りる
ご本人もしくはお連れの方が運転免許をお持ちの場合。
旅先ですのでオプションのカーナビは必須です。カーナビが古かったりおバカだったりすると迷う危険性があるので、出来れば最新型の車種がおすすめです。
最新型のカーナビの方が新しいナビを積んでいるはず!……多分。
自由度が高いのがウリでもあります。 - バスツアーを使う
運転免許をお持ちでない場合や長時間の運転は心もとない場合。
高野山までの道が結構な細い道(酷道な国道)なので、1時間程度でも慣れない道の運転は疲れやすくなります。
移動で疲れるのは嫌だ!という方はこちらも選択肢に入れておいても良いのではないかと。
バスツアー場合はおそらくガイドさんがオプションでついてくると思われます。
初めての方は色々教えてもらえるのでお得かもしれません。
奥の院への道で団体さんを連れたガイドさんは結構見かけます。(ついでに道を塞がないでいただけるとなお有難いと思ったりもします)
高野山MAPは大事です
高野山のMAPはこちらから見ることが出来ます。
行く場合には事前にプリントアウトしておくと便利です。
高野山MAPを見て頂ければお分かりになるかと思いますが、高野町の特徴は以下の通りです。
・一般的な建物や住居はほとんどなし
・大半が塔頭寺院(本来はこれら全てをまとめて「高野山 金剛峰寺」)
・町の入口に大門があり、出口に奥の院がある構造
このような構造のため、見て回る順番は非常に大事なのです。
端から端まで行く山内バスもありますが、距離が離れている分乗車時間もかかります。
時刻表を見てもすぐにバスが来るとは限らない。
せっかく拝観するのですから、時間にばかり追われていても非常に勿体ない。
近い建物ならわざわざバスを使わなくとも徒歩で十分です。
ただ、奥の院は他の寺院よりも距離が離れているため、バスに乗っていくことがほぼ必須になるかと思われます。(一応参道もあるんですが)
最後に奥の院に行けば、あとはその前からケーブルカー乗り場への直通バスが出ていますので無駄がないです。
個人的おすすめのおみやげ&お食事処
私個人としてはこういう感じで高野山参拝していますが、お土産も買って帰ります(笑)。
実は奥の院の入り口のところにお土産を置いている飲食店がありまして、そこで食事とお土産調達しています。
お食事処は「はちよう」というお店です。
調べたら一応精進料理のお店となっているんですが、リーズナブルなお値段で丼ものやうどん・そば等が食べられます。
最初は隠れ家的な(立地条件は全然隠れてない)お店でお客さんも常連さんが多かったイメージですが、つい最近ではかなり繁盛してました。名前書いて待つほどの繁盛っぷりですが、回転率は良いのでそんなに長くは待たされないです。
ここの親子丼が本当に美味しい。少し濃いめの味付けです。
高野山では昼食はいつもここで食べていますが、いつも同じメニューを頼んで食べています。1,000円以内で美味しい昼食ってなかなか探せないですしね。
私の食事の目安は一食1,000円です。
同じ建物の中にお菓子屋さんの「みろく石 かさ國本舗」というお店が入っていまして、ひじり羊羹という羊羹が甘くないのでおすすめです。元々は精進料理だったものらしいですよ。
難点は日持ちがしないことです(笑)。
甘くない・余計な添加物が入っていないので仕方ないといえば仕方ないのですが。
お店情報です。
<精進料理 はちよう>
〒648-0211
和歌山県伊都郡高野町高野山49-3中の橋会館(奥の院入口向かって右側の建物)
Tel:0736-56-3713
営業時間: 8:30~17:15
年中無休